バーガーキング・ジャパンは、2025年4月18日よりフレンチフライを含む一部サイドメニューの価格改定を発表しました。フレンチフライの価格は最大で100円の値上げとなり、バーガーセットではフライサイズの縮小も実施されます。
本記事では、今回の値上げの詳細に加え、過去の値上げ履歴を時系列で整理。さらに他チェーンや業界との比較から、バーガーキングの価格戦略を読み解きます。
2025年4月の最新値上げ内容
- 対象商品: フレンチフライ、バーガーセットのサイドメニュー
- 価格改定: フレンチフライを10~100円値上げ
- セット変更: セット内のフライがMサイズからSサイズに変更
- サイドメニュー変更料金: 20~50円値上げ
- 値上げ理由: 原材料・物流・エネルギーコストの上昇
バーガーキングの過去の値上げ履歴(時系列)
2023年3月31日
- ワッパー:570円 → 590円
- ワッパーJr.:390円 → 400円
- フレンチフライM:300円 → 320円
- その他:2〜25%の価格改定
- 背景: 原材料・物流・人件費・為替変動によるコスト増
2015年5月1日
- パティ増量に伴い、対象商品の価格を10円値上げ
- 背景: 差別化と品質向上による戦略的値上げ
他業界・競合との比較
1. 他フードチェーンとの比較
- マクドナルド:2022年以降6回以上の値上げ。一部商品で30〜50%の上昇。
- モスバーガー:品質重視の高価格帯を維持。
- 結果: 各社の価格帯が接近。競争が激化。
2. 他業界との比較
- 飲食料品業界全体:2025年初頭の平均値上げ率は約17%
- バーガーキングもこの傾向に追随している
3. クーポン戦略による差別化
値上げと同時に、高割引率のクーポンを提供し続けており、実質的な価格競争力は依然として保たれています。場合によってはマクドナルドより安価なメニューも存在。
まとめ|バーガーキングの価格戦略の今後
バーガーキングの価格改定は、市場全体のコスト増に対応するものであり、競合チェーンと比べて特段過剰な値上げではありません。
今後も継続的なコスト調整が予想されますが、同社はボリューム感のある商品設計とクーポン戦略により、消費者満足度とのバランスを取る施策を展開していくと見られます。