秋は「実りの季節」。根菜・いも類、きのこ、果物が充実し、魚は脂の乗りが増して“旬らしさ”がはっきり出ます。ここでは9〜11月を目安に、秋の旬の食材をジャンル別にまとめました(※旬は地域・気候・漁場により前後します)。
このページの目次
秋らしさが強い代表食材(ピックアップ)
- 根菜・いも類:さつまいも/里いも/れんこん/ごぼう/大根/かぶ(煮物・汁物・天ぷら)
- きのこ類:しいたけ/まいたけ/ぶなしめじ/えのき/なめこ/エリンギ/松茸(炊き込み・鍋・蒸し物)
- 魚:サンマ/秋鮭/戻りガツオ/サバ/イワシ(脂の乗りで旬感が強い)
- 果物:ぶどう/梨/りんご/柿/栗(実りの秋の象徴)
秋の旬カレンダー(9〜11月)
秋は「根菜・きのこが増える」+「魚は脂が乗る」時期。目安のカレンダーです。
凡例:◎ 旬の中心/○ 旬の範囲/△ 出回り始め(地域差あり)
野菜・きのこ・山菜(根菜/きのこ/実もの)
根菜類(さつまいも/里いも/じゃがいも/にんじん/大根/かぶ/ごぼう/れんこん など)
秋は根菜が主役になりやすい季節。煮物・汁物・蒸し料理など、じんわり温まる調理と相性が良いです。
ヤーコン/ゆり根/菊芋 など
地域の特産として出回ることも多い食材。見かけたら秋の楽しみとして取り入れやすい枠です。
きのこ類(しいたけ/まいたけ/ぶなしめじ/えのき/なめこ/エリンギ/松茸 など)
香りと旨みが強く、「だし要員」としても優秀。炊き込みご飯、鍋、汁物、バターソテーなど用途が広いです。
果実野菜・その他(ナス/かぼちゃ/ぎんなん/みょうが/落花生 など)
夏から秋へ橋渡しする食材も多い時期。焼き物、揚げ物、スープなどで季節感が出せます。
山菜・野趣のあるもの(地域の野生きのこ/ノビル/クズの根 など)
地域差が大きい枠。地元の直売所や道の駅で見かける“旬のサイン”として扱うと使いやすいです。
魚(青魚/白身/サケ・マス)
青魚(サンマ/サバ/イワシ)
秋は脂の乗りで旬感がはっきり出る時期。塩焼き、煮付け、蒲焼き、酢締めなど定番が強いジャンルです。
サケ(秋鮭)
秋の代表魚。焼き鮭、ちゃんちゃん焼き、ムニエル、鍋など、家庭料理の主役にしやすいです。
白身魚・その他(カレイ/カマス/戻りガツオ など)
戻りガツオは脂が増し、薬味だけでなくコクのある味付けとも相性が良くなります。カマスは塩焼きが扱いやすいです。
川魚(サケ・マス類)
産卵期に向かうサケ・マスは秋らしさの象徴として扱われやすいジャンルです。
貝・甲殻類・その他魚介(いくら等)
貝類(ホタテなど一部の二枚貝:地域差あり)
産地・漁期で旬が変わるため、店頭の入荷量や産地表示を目安にすると失敗しにくいです。
甲殻類(クルマエビなど)
秋に身が太る時期を迎えるものもあります。塩焼き、天ぷら、刺身など主役になれる食材です。
いくら・すじこ(サケの卵)
秋鮭の季節と連動して「旬感」が一気に高まる食材。いくら醤油漬け、すじこご飯など、秋のごちそう枠です。
果物(実りの秋)
ぶどう(巨峰・ピオーネなど中〜晩生品種)
秋の主役フルーツ。品種が多く、食べ比べが楽しい季節です。
なし(幸水・豊水など初秋〜秋の品種)
シャキッとした食感とみずみずしさが魅力。冷やして食べると満足度が上がります。
りんご(つがる/ふじ など順次出回り)
品種リレーで長く楽しめる果物。酸味と甘みの好みに合わせて選びやすいです。
柿(甘柿/渋柿)
秋の象徴。甘柿はそのまま、渋柿は干し柿など“季節の手仕事”にもつながります。
栗
炊き込みご飯、渋皮煮、栗きんとんなど、秋らしさを強く出せる食材です。
いちじく/キウイ/ざくろ など
秋に出回る果物として人気。店頭で見かける時期が短いものもあるため、見つけたら旬のサインです。
選び方・保存のコツ
選び方の基本(秋は「香り・重み・ハリ」)
- 根菜:ずっしり重い/ひび割れや傷が少ない/乾燥しすぎていない
- きのこ:かさが開きすぎない/ぬめりが少ない/香りが弱くない
- 魚(青魚):身にハリ/目が澄む/脂の乗りを感じる(切り身のツヤ)
- 果物:香りが出る/押し跡が少ない/軸周りが傷んでいない
保存のコツ(秋は「乾燥」と「香り落ち」)
- 根菜:新聞紙に包んで冷暗所(大根は葉を落として乾燥対策)
- きのこ:洗わず保存、キッチンペーパー+袋で冷蔵(冷凍も相性◎)
- 栗:傷みやすいので早めに調理(渋皮煮・冷凍など)
- 秋鮭・いくら:鮮度が命。下処理して早めに食べる/冷凍も活用
秋の献立アイデア
- きのこたっぷり炊き込みご飯(しめじ・まいたけ・しいたけ)
- れんこんのきんぴら/ごぼうのきんぴら(常備菜で秋感)
- 里いもの煮っころがし(ほっとする定番)
- サンマの塩焼き+大根おろし(秋の象徴)
- 秋鮭のホイル焼き(きのこ・バターで秋味)
- 梨・ぶどう・柿の盛り合わせ(実りの秋を最短で)
- 栗ご飯(イベント感が出る秋の主役)
よくある質問(FAQ)
- Q. 「秋の旬」って9月からもう始まる?
- 始まります。初秋は「梨・ぶどう」「戻りガツオ」「一部の根菜・きのこ」のように“走り”が出やすい時期です。10〜11月にかけて根菜・きのこ・りんご・柿などが本格化します。
- Q. きのこは洗うべき?
- 基本は汚れを拭き取り、洗いすぎない方が香りと食感が残りやすいです。気になる場合はサッと表面を拭く程度が扱いやすいです。
- Q. サンマの旬は年によって違う?
- 海の状況や漁獲の影響で、旬の“体感”は年によって変わります。店頭で脂の乗った個体が増える時期を「旬のサイン」として見るのがおすすめです。