くろねこ味巡り

2月の旬の食材(野菜・果物・魚介)|寒さの仕上げと早春の走り

寒さの仕上げで甘み・旨みが増す食材に、早春の“走り”が重なる2月。鍋や煮物はもちろん、柑橘やいちごのデザート、ヤリイカやカレイのシンプル調理もおすすめです。ここでは代表的な食材を【野菜/果物/魚介】ごとにまとめました。

2月が旬の野菜

名前 特徴
大根 冬の甘みが乗り、煮物・おでんに最適。
白菜 とろける甘さで鍋の主役に。
ほうれん草 霜に当たって甘み増す。おひたし・ソテーに。
小松菜 風味やさしく、汁物・煮浸しに万能。
水菜 シャキっと食感。鍋・サラダの名脇役。
長ねぎ 加熱でとろ甘。煮込みや薬味に。
ブロッコリー つぼみ部分が食べ頃。栄養豊富。
カリフラワー ほろほろ食感。サラダやソテーに。
かぶ やわらかく甘い。煮物・浅漬けに。
菜の花(走り) ほろ苦さが春の香り。おひたし・和え物に。

2月が旬の果物

名前 特徴
いちご 最盛期。甘酸っぱくフレッシュ。
みかん 食べ頃続く冬の定番。
いよかん 香り高くジューシー。
はっさく さっぱりとした苦みと甘み。
デコポン(不知火) ぷりっと食べやすく甘みしっかり。
きんかん 皮ごと食べられ、砂糖煮にも。
キウイ(国産) 冬〜春が旬。ビタミンCたっぷり。
レモン(国産) 爽やかな酸味で料理の仕上げに。

2月が旬の魚介

名前 特徴
たら 身は淡白で鍋向き。白子も旬。
ふぐ 冬の王道。てっさ・てっちりで。
あんこう 肝のコクが決め手。あんこう鍋に。
牡蠣 ふっくら濃厚。フライ・鍋・土手煮に。
ズワイガニ 甘み強く冬のごちそう。
ヒラメ 身締まりよく、刺身が旨い。
カレイ 上品な旨み。煮付け・唐揚げに。
ヤリイカ 透明感のある甘み。刺身・ソテーに。
サバ 脂がのり旨み濃厚。味噌煮・塩焼きで。

ちょい役立ち(買い方・保存・簡単レシピ)

冬の旨みがピークを迎える2月こそ、素材を活かす“薄味+短時間加熱”が鍵。早春のほろ苦さは香りづけの名脇役です。

野菜・果物のポイント

大根は下部より中央〜上部が甘み強め。煮物用は面取り&下ゆでで味しみ良く。
白菜は外葉まで張りがあり、根元がみずみずしいものを。余りはざく切りで冷凍スープキットに。
ほうれん草は根元が赤くみずみずしい束を。下ゆでは短時間で色よく。
柑橘(いよかん・はっさく・デコポン)は皮にハリがあり、手にずっしり重いものが◎。室温は乾燥しやすいので野菜室へ。

魚介のポイント

たらは透明感のある身で、ドリップの少ないものを。鍋は軽く塩をして臭み抜き。
牡蠣はふっくら厚みのある粒を選び、加熱用/生食用の表示を確認。下処理は塩や片栗粉で優しく振り洗い。
ヤリイカは透明感・目の澄みで鮮度チェック。火入れは“短時間”がやわらかさのコツ。