移住の準備でチェックリストが必要になるのは、確認すべきことが複数の相手に分散しているからです。自治体、不動産会社、勤務先、学校、運輸支局、警察署。それぞれが別の情報を持っていて、どれか一つでも抜けると後の工程が止まります。このページでは11本のテンプレを、使う場面ごとに案内します。
この記事で決められること
- いまの段階で使うべきテンプレを特定する
- 法定期限のある手続きを最初に押さえる
- 候補地を比較する段階と、実行する段階のテンプレを混同しない
段階から選ぶ
| 段階 | 使うテンプレ | そこで決めること |
|---|---|---|
| 全体を管理する | 移住マスターチェックリスト | いまどの段階か、次へ進んでよいか |
| 家族で話す | 家族会議テンプレ | 目的、譲れない条件、撤退ライン |
| 候補地を絞る | 移住先比較シート | 足切り条件と、未確認項目の洗い出し |
| 相談する | 移住相談で聞く質問リスト | 自治体・不動産・移住者への質問 |
| 現地を見る | 現地視察チェックリスト | 平日夜・雨・冬に見る項目 |
| 物件を見る | 住まいチェックリスト | 賃貸・購入・空き家別の内見項目 |
| 仕事を詰める | 仕事チェックリスト | 出社頻度、交通費、転職の条件 |
| お金を出す | お金チェックリスト | 初期費用、固定費、支援金、撤退費 |
| 収入を逆算する | 収入計画テンプレ | 必要手取り月収、生活防衛資金 |
| 段取りを組む | 移住スケジュール表テンプレ | 先行着手と法定期限の配置 |
| 手続きする | ライフライン手続きチェックリスト | 転入届、ライフライン、車 |
悩みから選ぶ
| いまの状況 | 開くテンプレ |
|---|---|
| 家族の意見が割れている | 家族会議テンプレ |
| 候補地が多すぎて決まらない | 移住先比較シート |
| 視察に行くが何を見ればいいか分からない | 現地視察チェックリスト |
| 相談の予約は取れたが質問が浮かばない | 移住相談で聞く質問リスト |
| 空き家を買うか迷っている | 住まいチェックリスト |
| お金が足りるか不安 | 収入計画テンプレ |
| いまの会社のまま移住できるか分からない | 仕事チェックリスト |
| 引越し日が決まったが何から手をつけるか | 移住スケジュール表テンプレ |
| 役所で何をすればいいか分からない | ライフライン手続きチェックリスト |
先に押さえておきたい3つの数字
どのテンプレを使うにしても、この3つは共通の前提になります。
1つ目は法定期限です。転入届は引越し後14日以内(住民基本台帳法)、車検証の変更登録は15日以内、マイナンバーカードの継続利用は転入届から90日以内。遅れると過料や失効の対象になります。
2つ目は住民税の賦課期日です。個人住民税はその年の1月1日に住所がある市区町村が前年の所得に対して課税します。移住で収入が下がっても、1年目は前年の所得で計算された額が請求されます。
3つ目は移住支援金です。国の地方創生移住支援事業では、市町村が支給する支援金の額として世帯で最大100万円、単身で最大60万円が示され、18歳未満の子の帯同には加算があります。ただし実施の有無、金額、要件、返還規定はすべて市町村が定めるため、候補地ごとに確認が必要です。
テンプレを続けるコツ
全部を一度に埋めようとすると必ず止まります。1つの候補地、1つの段階だけで始めてください。空欄は消さずに残し、「誰に聞けば埋まるか」だけを書き足します。この欄が次の行動になります。
もう一つ、口頭で得た情報は必ず出典を書いてください。「窓口の◯◯さんが言っていた」で構いません。後から条件が変わったときに、どこに確認し直せばよいかが分かります。
公式情報で確認する場所
更新日: 2026年9月13日。制度、手続き、期限、支援金は自治体と年度で変わります。テンプレに書いた内容は、実行前に一次情報で確認してください。
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全体の進み具合は、マスターチェックリストで管理してください。
最後に確認すること
いまの段階に対応するテンプレを1つだけ開き、1つの候補地で埋めてください。並行して複数を進めると、どれも中途半端になります。
法定期限の3つ(14日・15日・90日)と住民税の賦課期日は、どの段階にいても頭に入れておいてください。


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