埼玉県長瀞町で、町公式マスコット『とろにゃん』を使ったAI観光案内の利用状況が検証されました。2026年8月15日の長瀞船玉まつり当日は、AIへ送られた質問が266件となり、通常期の1日平均11.8件に対して約22.6倍でした。
結果は、祭り前から案内需要が増え、当日は利用者自身の端末からの質問が中心になったことを示しています。一方で、開催可否や運行、安全などの最新情報は、人や公式情報へつなぐ必要があると整理されました。
| 実施主体 | 長瀞町、長瀞町観光協会、JetB株式会社 |
|---|---|
| 対象 | 長瀞船玉まつりでのAI観光案内 |
| 通常期 | 11.8件/日 |
| 開催直前 | 47.4件/日 |
| 開催当日 | 266件/日(通常期の約22.6倍) |
| 当日の利用経路 | 利用者端末229件、観光案内所サイネージ37件 |
開催前から質問が増え、当日は266件
比較に使われたのは、AIへ送信された1日当たりの質問数です。通常期の7月1日から31日は11.8件、開催直前の8月8日から14日は47.4件、祭り当日の8月15日は266件でした。開催直前ですでに通常期の約4倍、当日は約22.6倍です。
寄せられた内容は、開催可否、開始時間、観覧場所、駐車場、アクセスなど、来訪判断に関わる質問が中心でした。祭り開始後は現在のプログラムや終了時刻など、進行状況を尋ねる質問も見られました。
質問数は利用者数と同じではありません。同じ人による複数質問や画面上の定型ボタンも含むため、266人が利用したという意味ではない点に注意が必要です。

当日の86.1%が利用者自身の端末から
当日の266件のうち、229件は利用者自身の端末、37件は長瀞駅前観光案内所のサイネージから送られました。利用者端末の構成比は86.1%です。
画面には『船玉まつりについて』『長瀞の観光名所について』などの定型ボタンがあり、音声や文字で質問できます。定型ボタン以外からの質問が176件あり、祭りだけでなく飲食店、観光スポット、営業時間、川下りなど周辺観光にも関心が広がりました。
長瀞町の公式案内では、観光案内所のサイネージに加え、実証期間中はPC等からも利用できる形で提供されていました。

最新情報と個別判断は人や公式情報へ
当日の質問のうち、人への確認や公式サイトへの案内が行われたものは、重複を除いて34件でした。全質問の12.8%に当たります。
実施主体は、登録済みの祭り概要、会場、アクセス、周辺観光などをAIが一次案内し、開催可否、交通機関の最新運行、混雑、営業状況、安全対応などは人や公式情報へつなぐ役割分担が必要だと整理しています。
今回のデータだけでは、回答内容の正確性、利用者が自己解決できた割合、職員への問い合わせや対応時間がどれだけ減ったかは判断できません。観光情報を確認するときは、AIの回答だけで決めず、長瀞町や観光協会、交通事業者などの最新情報も確認してください。

くろねこメモ
掲載した数値はAIへ送信された質問件数で、利用者数ではありません。同一利用者の複数質問や定型ボタンによる質問を含みます。回答精度、自己解決率、職員の対応時間削減、実際の訪問や購買への影響は今回の発表だけでは確認できません。実証実験は長瀞町公式案内で2026年8月末までとされており、この記事は終了後に公表された検証結果を紹介するものです。掲載画像の案内画面は実証時の表示です。現在の提供状況や回答内容を保証するものではありません。最新の観光情報、開催可否、交通、安全、施設の営業状況は各公式サイトで確認してください。
出典
確認日時:2026年9月7日15時39分時点
- PR TIMES発表
- 詳しくは公式サイトでご確認ください
- 長瀞町観光協会公式案内
- うちのAI Avatar公式サイト
- 画像提供:JetB株式会社(PR TIMES掲載素材)

