まとめ
2023年の訪日外国人数は約2,506万人となり、2019年比で21.4%減少したものの、回復傾向が顕著でした。特に韓国からの訪日客が大幅に増加し、消費額も過去最高の5.3兆円を記録。体験型観光の需要増加やリピーターの増加が目立っています。本記事では、訪日外国人の統計データを基に、最新のトレンドや消費動向を詳しく解説します。
訪日外国人数の推移
2023年の訪日外国人数は約2,506万6,100人で、2019年(約3,188万人)と比較して21.4%減となりました。
国別訪日外国人数ランキング
順位 | 国名 | 訪日人数 | 2019年比 |
---|---|---|---|
1 | 韓国 | 695万8,500人 | +24.6% |
2 | 台湾 | 420万2,400人 | -14.1% |
3 | 中国 | 242万5,000人 | -74.7% |
4 | 香港 | 211万4,400人 | -7.7% |
5 | 米国 | 204万5,900人 | +18.7% |
6 | タイ | 99万5,558人 | – |
7 | フィリピン | 62万2,293人 | – |
8 | オーストラリア | 61万3,062人 | – |
9 | シンガポール | 59万1,300人 | +20.1% |
10 | ベトナム | 57万3,916人 | +15.9% |
参考サイト
- https://honichi.com/news/2024/01/17/inbound202312/
- https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/rainichi.html
訪日外国人の消費額と支出傾向
訪日外国人旅行消費額
2023年の訪日外国人旅行消費額は約5.3兆円で、過去最高を記録しました。
2023年1-3月期の訪日外国人旅行消費額:
- 1兆146億円(2019年同期比 -11.9%)
国籍・地域別消費額ランキング
順位 | 国名 | 消費額(億円) | 構成比 |
---|---|---|---|
1 | 韓国 | 1,999 | 19.7% |
2 | 台湾 | 1,535 | 15.1% |
3 | 中国 | 1,069 | 10.5% |
4 | 香港 | 1,054 | 10.4% |
参考サイト
訪日外国人の最新トレンド
韓国からの訪日客の急増
特にZ世代を中心に日本文化の人気が高まっている。
消費傾向の変化
宿泊・娯楽サービスへの支出が増加し、体験型観光の需要が拡大。
リピーターの増加
訪日旅行関連の検索数も増加し、定期的に日本を訪れる観光客が増えている。
台湾からの北海道人気が継続
「北海道旅行」の検索数が他地域よりも圧倒的に多い。
参考サイト
国際観光における日本の立ち位置
- 2023年の訪日外国人数: 2,506万人(世界12位相当)
- 2019年の3,188万人(12位)と比較して約8割まで回復。
- 国際観光収入ランキング
- 386億USドル(約6兆円)で世界10位。
参考サイト
要点の振り返り
2023年は、新型コロナウイルスの影響から回復し、訪日外国人数や消費額が増加しました。特に韓国からの訪日客が急増し、体験型観光へのシフトが明確になっています。
- 韓国・アメリカ・東南アジアからの訪日が増加
- 消費傾向が「買い物」から「体験型」へ
- リピーターが増加し、日本への興味が持続
- 台湾では北海道旅行の人気が根強い
今後のインバウンド戦略では、こうしたトレンドを踏まえた施策が求められるでしょう。
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