包丁初心者の練習に向く食材と避けたい食材

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包丁初心者の練習素材と慣れてから扱いたい素材の比較イメージ

包丁の基本|練習素材の選び方

包丁練習は、素材選びで難易度が変わる

切り方を覚える前に、まずは切りやすい素材を選ぶと練習が続けやすくなります。このページでは、初心者が試しやすい素材と、慣れてから扱いたい硬い素材を分けて見ていきます。

包丁初心者の練習素材と慣れてから扱いたい素材の比較イメージ
AI生成画像:包丁初心者の練習素材と慣れてから扱いたい素材の比較イメージ

最初の練習では、包丁の上手さよりも「素材が安定しているか」「力を入れすぎていないか」を見る方が大切です。切りにくい素材は、慣れてから扱うだけでぐっと楽になります。

練習素材の早見表(難易度と練習できる切り方)

同じ「野菜を切る」でも、素材によって刃の入り方も、まな板の上での安定感も変わります。最初にどれを買えばよいか迷ったときは、この表の★が少ないものから選んでください。

素材難易度練習できる切り方つまずきやすい点
きゅうり★☆☆輪切り・斜め切り・薄切り細く切るほど手前に転がる
大根★☆☆輪切り・半月切り・いちょう切り・千切り皮が厚く、力任せになりやすい
なす★☆☆乱切り・輪切り・格子状の切り込み切り口が変色しやすい
玉ねぎ★★☆薄切り・くし形切り・みじん切り層がばらけて厚さが不ぞろいになる
にんじん★★☆輪切り・乱切り・千切りかたく、刃が横に滑りやすい
れんこん★★★輪切り・乱切り丸くて転がり、繊維がしっかりしている
かぼちゃ★★★くし形切り・角切り皮がかたく、刃が途中で止まりやすい

★☆☆は1本100円前後で買えて失敗しても料理に回しやすい素材です。練習用に特別なものを買う必要はありません。

最初に練習しやすい素材

きゅうり

細くて包丁が入りやすく、輪切りや斜め切りの練習に向いています。まずは厚さをそろえる感覚をつかみます。

大根

大きさはありますが、断面が見やすく、厚さの違いを確認しやすい素材です。転がるときは平らな面を作ってから切ります。

なす

やわらかく切りやすい一方で、力を入れすぎると形が崩れやすい素材です。包丁をまっすぐ下ろす練習に使えます。

練習しやすい素材の共通点

包丁が入りやすい力を入れすぎなくても切れる素材は、厚さをそろえる練習に向いています。
転がりにくくできる大根のような丸い素材は、切り口を下にして置くと安定しやすくなります。
断面が見やすい厚みの違いを目で確認できると、次の一切れを調整しやすくなります。
料理に使いやすい練習で切ったものを酢の物、味噌汁、炒め物に使えると、無駄なく続けられます。

練習の前に整えたい3つの基本

包丁の持ち方柄の付け根を握り、人さし指と親指で刃の付け根を軽くはさみます。柄の端を持つと刃先がぶれるので、できるだけ刃に近い位置を持ってください。
猫の手食材を押さえる側の指は第一関節を曲げ、爪を内側に隠します。曲げた指の背に刃の側面を当てながら動かすと、指先が刃の前に出ません。
まな板の固定まな板の下に濡らして固く絞ったふきんを敷きます。まな板が動かなくなるだけで、厚さのばらつきと力みがはっきり減ります。

この3つが整っていないと、素材を替えても同じところでつまずきます。切り始める前の10秒で確認してください。

慣れてから扱いたい素材

にんじん

かためで、厚さがぶれやすい素材です。早く切ろうとせず、安定させてからゆっくり切ります。

れんこん

穴があるので断面は分かりやすいですが、硬さがあります。薄くそろえる練習は、少し慣れてからにします。

かぼちゃ

生のままではかなり硬く、包丁が止まりやすい素材です。初心者の練習素材としては扱わず、慣れてから下ごしらえの考え方と一緒に見ていくのが向いています。

1週間の練習メニュー

毎日30分ではなく、1日1素材・10分で十分です。同じ切り方を続けて練習するより、厚さをそろえる感覚が残っているうちに翌日別の形へ移したほうが身につきやすくなります。

日素材練習する切り方その日の目標
1日目きゅうり輪切り厚さ5mmを20枚そろえる
2日目きゅうり斜め切り切り口の長さをそろえる
3日目大根輪切り・半月切り厚さ1cmから半月切りへ切り分ける
4日目大根いちょう切り4等分の大きさをそろえる
5日目なす乱切りひと口大の大きさをそろえる
6日目玉ねぎ薄切り・くし形切り繊維の向きを意識して切り分ける
7日目大根千切り薄切りにしてから幅をそろえて切る

1週間終えたら、同じ素材で1日目の切り方をもう一度試してください。厚さのばらつきが減っていれば、次はにんじんへ進めます。

よくある質問

包丁は何を用意すればよいですか。
家庭にある三徳包丁1本で十分です。刃渡り16〜18cm程度のものが扱いやすく、練習に使う素材はすべて切れます。買い足すより、いま使っている包丁を研いでおくほうが効果があります。
切れない包丁でも練習になりますか。
おすすめしません。切れない包丁は押し込む力が必要になり、力み方や姿勢のくせがつきます。トマトの皮がつぶれる、玉ねぎが層ごとにずれるといった状態なら、先に研いでください。
練習で切った野菜はどうすればよいですか。
厚さが不ぞろいでも、みそ汁の具や浅漬け、炒め物にすればそのまま食べられます。形をそろえる練習と決めた日は、あとで煮込む料理を予定しておくと気楽に切れます。

次に見ると分かりやすい切り方

練習素材を選んだら、まずは厚さをそろえやすい輪切り、包丁の角度を試せる斜め切り、幅をそろえる千切りへ進むと理解しやすくなります。