切り方図鑑|中心から放射状に切る技術
形を残して食べやすい、放射状の切り方
くし形切りは、丸い素材を中心から放射状に切る方法です。玉ねぎ、トマト、レモン、じゃがいも、かぼちゃ、キャベツなどで使い、形を残しながら食べやすい大きさにできます。
- 向いている素材玉ねぎ、トマト、レモン、じゃがいも、かぼちゃ、キャベツ
- 見るポイント中心を意識して、同じ角度で切り分けます。
- 使いやすい料理カレー、煮込み、サラダ、付け合わせ、鍋、焼き野菜
- 練習の軸厚みと角度をそろえ、火の通りを近づけます。
- 所要時間玉ねぎ1個で2〜3分
- 難易度★☆☆(半分にして放射状に切るだけ)
- 道具三徳包丁・まな板
くし形切りは「中心から外へ」切る
くし形切りは、丸い素材を半分や四つ割りにしてから、中心を残すように放射状に切り分けます。形が崩れにくく、ひと切れの存在感を残しやすい切り方です。

玉ねぎは根元を目印にするとそろいやすい
玉ねぎは根元側を目印にして切ると、層がばらけにくくなります。カレーや煮込みでは、薄すぎないくし形にすると食感が残ります。

トマト・レモンは見た目も大切
トマトやレモンのくし形切りは、料理に添えたときの見た目にも関わります。中心から同じ幅に切ると、皿に並べたときにきれいです。

素材別の使い分け

玉ねぎ
カレー、煮込み、炒め物に。繊維に沿って形を残しやすい切り方です。

トマト・レモン
サラダや付け合わせに。切り口が見えやすく、盛り付けにも向きます。

じゃがいも・かぼちゃ
焼き野菜や煮込みに。厚みをそろえると火の通りが安定します。
くし形切りの等分の目安
くし形切りは、丸い素材を縦半分にしてから、中心に向かって放射状に切る切り方です。「何mm」ではなく「何等分」で考えると、大きさがそろいます。
| 料理・場面 | 厚さ・角度の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 玉ねぎ(カレー・煮込み) | 1個を6〜8等分 | 層がばらけず、存在感が残ります |
| トマト(サラダ・付け合わせ) | 1個を6〜8等分 | 断面が見えて盛り付けが整います |
| レモン・すだち(添える) | 1個を8等分 | 絞りやすく、果汁が飛び散りにくい大きさです |
| じゃがいも(肉じゃが・ロースト) | 1個を4〜6等分 | 煮崩れしにくく、火も通ります |
数値は目安です。素材の大きさや料理に合わせて前後してかまいません。
くし形切りの基本手順
失敗しやすいところ
玉ねぎの層がばらける
原因は、根元(芯)を切り落としてから切っていることです。芯を残したまま放射状に切ると、加熱しても層がまとまったままです。芯は食べる前に取り除くか、そのまま煮込んでも構いません。
トマトがつぶれて果汁が出る
原因は、皮の上から押し切りにしていることです。皮は滑るので、まず刃先で皮に切り込みを入れてから引いて切ります。ヘタ側を下にすると安定します。
幅がそろわない
原因は、端から同じ幅で切ろうとしていることです。まず半分、次にその半分、と等分していくと、自然に同じ大きさになります。6等分なら「半分→3等分」の順です。
今日のくし形切りチャレンジ
今日の料理に使う分だけで大丈夫です。速さよりも、狙った大きさにそろえることを目標にします。
切り方を選ぶ目安
くし形切りは、形の名前を覚えるだけでなく、料理の仕上がりから逆算して選ぶと使いやすくなります。火を早く通したいのか、食感を残したいのか、見た目を整えたいのかを考えると、厚さや大きさを決めやすくなります。
迷ったら、まずは小さめにそろえすぎず、料理の中で食べやすい大きさを目安にします。慣れてきたら、素材ごとの硬さや水分量に合わせて調整します。
よくある質問
- くし形切りは何等分が目安?
- 玉ねぎとトマトは6〜8等分、レモンは8等分、じゃがいもは4〜6等分が目安です。素材の大きさによって変わるので、「一口で食べられるか」を基準にしてください。
- くし切りとくし形切りは同じ?
- 同じ切り方です。「くし形切り」が正式な呼び方で、「くし切り」は略した言い方です。髪をとかす櫛(くし)の歯のような形が名前の由来です。
- くし形切りの玉ねぎはカレーに向く?
- 向きます。層がばらけないので、煮込んでも玉ねぎの存在感が残ります。逆に溶け込ませて甘みを出したいときは、薄切りやみじん切りの方が向きます。

