切り方図鑑|料理に合わせて皮を扱う下ごしらえ
全部むく、薄くむく、残すを料理で選ぶ
皮むきは、ただ皮を取るだけではなく、料理に合わせて皮を残すか、薄くむくか、厚めにむくかを選ぶ下ごしらえです。大根、にんじん、じゃがいも、きゅうり、しょうがなどで考え方が変わります。
- 向いている素材大根、にんじん、じゃがいも、きゅうり、しょうが
- 見るポイント皮の硬さ、香り、色、料理の仕上がりを見ます。
- 使いやすい料理煮物、サラダ、漬物、汁物、炒め物
- 練習の軸厚くむきすぎず、必要なところだけ整えます。
皮むきは「料理に合わせて選ぶ」下ごしらえ
皮は必ずすべて取り除くものではありません。皮の近くに香りや色、食感がある素材もあれば、硬さや口当たりが気になりやすい素材もあります。
煮物で口当たりをやわらかくしたいときはむき、サラダや炒め物で色や食感を残したいときは薄くむく、または一部を残します。

大根とにんじんは用途で厚みを変える
大根は煮物でやわらかく仕上げたいとき、少し厚めに皮をむくことがあります。にんじんは皮を薄くむく、またはよく洗って使うなど、料理や好みに合わせて選びます。

じゃがいもは芽と緑色の部分を確認する
じゃがいもは、芽や緑色になった部分を取り除くのが基本です。皮をむく前後で表面をよく見て、気になる部分は包丁の角やピーラーの芽取りで取り除きます。

素材別の使い分け

大根・にんじん
煮物では口当たりを重視し、サラダでは色や食感を残すなど料理で変えます。

じゃがいも
芽や緑色の部分を確認し、皮をむいたあとも表面を見直します。

きゅうり・しょうが
きゅうりはしま目にむくと見た目と食感を残せます。しょうがは薄くむくと香りを残しやすくなります。
皮むき・皮の扱いの基本手順
失敗しやすいところ
深く入れすぎる
下ごしらえの切り込みは、切り分けるためのものではありません。まずは浅く入れて、必要な分だけ調整します。
素材が安定しない
丸い素材やすべりやすい素材は、切り口を下にする、短くするなど、置き方を整えてから進めます。
料理の目的とずれる
見た目を整えたいのか、火通りを助けたいのか、味を絡ませたいのかを先に決めると迷いにくくなります。
今日の皮むきチャレンジ
今日の料理に使う分だけで大丈夫です。速さよりも、どこに包丁を入れると料理が扱いやすくなるかを見ます。
ほかの切り方と合わせて使う
皮むき・皮の扱いは、輪切りや乱切りのような形を作る切り方と組み合わせて使う下ごしらえです。先に料理で使う形を決め、そのあと必要に応じて角を落とす、切り込みを入れる、皮を整える、と考えると使いやすくなります。
慣れないうちは、仕上がりを完璧にしようとしなくて大丈夫です。素材が安定しているか、切り込みが深すぎないか、料理に必要なひと手間かを確認しながら進めます。

