「とうもろこし」とひとことで言っても、実はその種類は非常に多様です。甘くて食べやすいスイートコーンだけでなく、ポップコーン専用種や工業・飼料用のコーンも存在します。この記事では、とうもろこしの代表的な種類や特徴、用途の違いをわかりやすく解説します。
とうもろこしはどう分類されるの?
とうもろこしは主に6種類に分類され、それぞれ使い方や加工方法が異なります。
1. スイートコーン(甘味種)
日本で最も親しまれている品種。甘味が強く、生でも加熱してもおいしく食べられます。代表品種には「ゴールドラッシュ」や「ピュアホワイト」などがあります。
2. ポップコーン(爆裂種)
加熱することで粒が破裂し、ポップコーンになります。粒の皮が硬く、見た目も他とは異なるのが特徴です。
3. デントコーン(馬歯種)
粒の中心がへこむのが特徴。主にコーンスターチや飼料、バイオエタノールの原料として利用される工業向けの品種です。
4. フリントコーン(硬粒種)
粒が非常に硬く、保存性に優れています。粉砕して加工品や飼料として利用されることが多いです。
5. ワキシーコーン(もち種)
デンプンがもちもちとした食感を持ち、アジア圏で特に人気。日本では“もちとうもろこし”として出回ることも。
6. ソフトコーン(軟粒種)
粒がやわらかく粉にしやすいため、現地食用や粉製品として利用されることが多い品種です。
スイートコーンはさらに細かく分かれる
スイートコーンは粒の色や甘みの強さによってさらに分類されます。
- ゴールデンコーン: 黄色い粒でビタミンAが豊富。
- シルバーコーン: 白い粒で甘みが強い。
- バイカラーコーン: 黄色と白の粒が混ざる。見た目も美しく甘みと香りのバランスが良い。
地域ごとのブランド品種も要チェック!
最近では、地域ごとに開発された甘味や食感に特化したブランド品種も人気です。例としては以下のようなものがあります:
- ゴールドラッシュ: 粒が大きく、ジューシーで甘い。
- 甘々娘(かんかんむすめ): 静岡県発の極甘品種。
- ピュアホワイト: 真っ白な粒で糖度が高く、生でもおいしい。
まとめ|用途に応じたとうもろこしの種類を知って、もっと楽しもう
とうもろこしは種類によって、食べ方も使い方も大きく異なります。家庭で楽しむ食卓用にはスイートコーン、映画のお供にはポップコーン、加工食品や産業用にはデントコーンやフリントコーンなど、用途に合わせて選べば、とうもろこしの奥深さと魅力がより一層感じられるはずです。