べふ峡の山の斜面。岩壁の間の木々が赤や黄色に色づいている

高知の紅葉ならべふ峡|1か所選ぶ理由と、行き方の決め方

高知の紅葉でまず名前が挙がるのは、香美市物部町のべふ峡です。物部川の上流、剣山のふもとに続く渓谷で、11月には岩壁と渓流の周りの木々が赤や黄色に染まります。高知の山奥の秘境らしい、静かな渓谷の紅葉を見られる場所です。高知で1か所選ぶなら、紅葉の人気ランキングで1位のここが最初の候補です。

高知の紅葉といったら、まずべふ峡

高知の代表|例年11月上旬〜下旬

香美市物部町別府

べふ峡

高知県東部の山あいにある渓谷で、渓谷沿いの道や、赤い吊り橋の上から紅葉を見られます。近くには温泉やキャンプ場があり、紅葉の時期の週末には臨時の観光案内所が開かれ、鹿やイノシシのジビエ料理が出た年もあります(2025年、ウォーカープラス)。

例年の見頃 11月上旬から下旬
昨年の見頃 2025年は11月14日〜24日ごろ(ウォーカープラスの記録)
見どころ 渓谷沿いの道、吊り橋、べふ峡の碑の周り
駐車場 無料(ウォーカープラス)
ライトアップ なし

べふ峡をすすめる理由

県の紅葉人気ランキングで1位

ウォーカープラス(KADOKAWA)の「高知県の紅葉名所人気ランキング」(アクセス数順、2026年9月23日時点)で、べふ峡は1位です。上位5つはすべて山あいの高原と渓谷で、高知の紅葉は山の中にあります。

ウォーカープラス順位 スポット 市町村 例年の見頃
1 べふ峡 香美市 11月上旬〜下旬
2 天狗高原 津野町 10月下旬
3 魚梁瀬西川渓谷 馬路村 11月上旬〜中旬
4 瀬戸川渓谷 土佐町 10月下旬〜11月中旬
5 中津渓谷県立自然公園 仁淀川町 11月中旬〜下旬

2位の天狗高原は、四国カルストの高原で、じゃらんnetの施設の口コミが151件・4.3点あります。見頃は10月下旬と早く、べふ峡とは時期がずれます。べふ峡は11月の紅葉の中心で、高知市内から車で1時間半ほどと、上位の渓谷の中では比較的行きやすい位置にあります。

秘境の渓谷を、静かに

高知の紅葉の名所は、どこも山深く、観光地の混雑とは無縁の静けさがあります。べふ峡も同じで、渓谷の音を聞きながら紅葉を眺められます。近くには奥物部湖や温泉もあり、1日ゆっくり過ごせます。

口コミは少なく、地元の人が知る紅葉

じゃらんnetでは、べふ峡の紅葉そのものの口コミ項目は見当たらず、隣のべふ峡キャンプ場の口コミ(8件・4.0点)に、渓谷のマイナスイオンを感じられた、真夏でも朝晩はひんやりする、という声があるくらいです(2026年9月更新)。行った人の声がまだ少ない、地元の人がよく知る紅葉の名所と言えます。行く前の情報は、香美市や香美市観光協会の発信を頼りにしてください。

編集部として、高知で1か所選ぶならべふ峡です

数字と口コミを並べたうえで判断を書きます。高知で紅葉を1か所だけ見に行くなら、べふ峡です。紅葉の人気ランキングで県内1位であること、11月上旬から下旬と見頃の期間が長めであること、渓谷と温泉を組み合わせて静かな紅葉を楽しめること。この3つが理由です。

弱点も書いておきます。公共交通では、JR土佐山田駅からバスを3本乗り継ぐ必要があり、車が前提の場所です。山道は狭い区間があるので、運転に慣れていない人は注意してください。高原の広い紅葉を見たいなら、10月下旬の天狗高原のほうが合います。

見頃は11月中旬が中心

大カードの「11月上旬から下旬」は例年の幅で、2025年は11月14日から24日ごろが見頃でした。出発前は香美市の発信で、その年の色づきを確認してください。

べふ峡の渓谷を見下ろした紅葉。斜面が赤や黄色に染まる
べふ峡の紅葉。渓谷沿いの道から見下ろせます。写真:akiakane/CC BY 3.0(Wikimedia Commons)

高知全体では、四国カルストから各地の渓谷へ

色づく順に2つのまとまりがある

高知の紅葉は、10月下旬に四国カルストの天狗高原や瀬戸川渓谷から始まり、11月にべふ峡、魚梁瀬、中津渓谷へ進みます。

時期 主な場所 特徴
10月下旬〜11月中旬 天狗高原、瀬戸川渓谷 四国カルストの高原、アメガエリの滝の渓谷
11月上旬〜下旬 べふ峡、魚梁瀬西川渓谷、中津渓谷 物部川、魚梁瀬杉の森、仁淀ブルーの渓谷

中津渓谷は仁淀ブルーと紅葉

仁淀川町の中津渓谷は、「仁淀ブルー」と呼ばれる青い水と岩と紅葉が見どころで、2025年は11月中旬に中津渓谷紅葉まつりが行われました(ウォーカープラス)。高知市内から国道33号で約60分です。

県内のほかのおすすめ

四国カルストの高原|例年10月下旬

高岡郡津野町

天狗高原

石灰岩が点在する四国カルストの高原で、セラピーロード沿いのカエデやブナ、トチが色づきます。高原の上から見渡す山の景色が特徴です。

昨年の見頃 2025年は10月31日〜11月13日ごろ(ウォーカープラスの記録)
行き方 高知道須崎東ICから約80分。駐車場 約100台、無料
仁淀ブルーの渓谷|例年11月中旬〜下旬

吾川郡仁淀川町

中津渓谷県立自然公園

巨岩の間を青い水が流れる渓谷で、遊歩道沿いに紅葉が見られます。近くに温泉施設もあります。

昨年の見頃 2025年は11月18日〜27日ごろ(ウォーカープラスの記録)
行き方 高知道伊野ICから約40分。JR佐川駅からバスで約40分。駐車場 約40台、無料
問い合わせ 仁淀川町観光協会 0889-35-1333

公式確認はこれから

名前だけ挙げておきたい2か所

次の場所も人気ランキングの上位に入っています。この記事では公式ページで細かい日程まで確認できていないため、行き先の候補として名前だけ挙げておきます。

  • 魚梁瀬西川渓谷(馬路村) 魚梁瀬杉の巨木の森と紅葉。例年11月上旬〜中旬
  • 瀬戸川渓谷(土佐町) アメガエリの滝と紅葉。例年10月下旬〜11月中旬

出かける前に決めておくこと

車で行き、山道に注意する

べふ峡は、高知市内や南国ICから車で向かうのが現実的です。物部川沿いの道は山道で、狭い区間やカーブが続きます。見頃の週末は対向車に気をつけ、時間に余裕を持って運転してください。

公共交通なら乗り継ぎを確認

JR土佐山田駅から、JRバスで美良布へ、市営バスで大栃へ、さらにバスで別府へと乗り継ぎ、別府停留所から徒歩15分です(ウォーカープラス)。本数が少ないので、行きと帰りの時刻を必ず先に確認してください。

山の上は冷える

べふ峡は山あいにあり、11月の朝晩は冷え込みます。上着を用意してください。

紅葉のあとに、高知で何を食べるか

11月の旬から決める

紅葉の時期は、食材が秋から冬へ切り替わる時期でもあります。11月に出回る野菜・果物・魚介は11月の旬の食材一覧にまとめています。紅葉を見て冷えた体には、旬の食材を使った温かい汁物や鍋がいちばん合います。

高知の郷土料理と名物

高知はかつおのたたきの土地で、秋の戻りがつおは脂がのります。香美市はアンパンマンの作者やなせたかしの故郷で、芋けんぴなどさつまいもの菓子も名物です。

家庭の味は高知の郷土料理に、外で食べる名物とランチは高知でしか食べられないグルメに、持ち帰る土産は高知の名物土産にまとめています。県全体の見どころは高知のエリアガイドから探せます。

よくある質問

高知の紅葉で最初に行くならどこですか?

香美市のべふ峡です。ウォーカープラスの高知県の紅葉名所人気ランキングで1位(2026年9月23日時点)、例年11月上旬から下旬が見頃です。

10月に高知で紅葉を見るならどこですか?

四国カルストの天狗高原や、土佐町の瀬戸川渓谷です。例年10月下旬から色づき始めます。

高知の紅葉は電車で行けますか?

べふ峡はJR土佐山田駅からバスを乗り継いで行けますが、本数が少なく時間がかかります。中津渓谷はJR佐川駅からバスで約40分です。多くの場所は車で行くのが現実的です。

今年の見頃はどこで確認できますか?

香美市や、四国カルスト天狗高原、仁淀川町観光協会の公式サイトで確認できます。この記事の見頃は例年の幅で、その年の気温で前後します。

シリーズ

近くの県の紅葉

全国47都道府県の「まずここ」は、紅葉の全国目次に見頃の早い順でまとめています。高知とあわせて回りやすい近くの県はこちらです。

参考にした公式情報と資料

日程・料金・アクセスは、次の一次情報で確認しています。出かける前は、各ページの最新の案内をご覧ください。

人気と露出の根拠にした旅行メディア

「人気がある」「よく取り上げられている」の根拠です。

参考にした口コミ・旅行サイト

「行った人の声」は、次のサイトの口コミを参照し、よくある声としてまとめたものです(2026年9月更新)。個別の投稿は引用していません。

この記事の数字と日程について

  • 人気の順位 ウォーカープラス「高知県の紅葉名所人気ランキング」(ページのアクセス数順)の2026年9月23日時点の順位です。順位は日々変わります。べふ峡は口コミサイトでの紅葉の口コミが少ないため、口コミの章は参考程度に読んでください。
  • 例年の見頃 幅で示しています。色づきはその年の気温で1〜2週間前後します。出発日を決めるときは各公式ページで、その年の発表を確認してください。
  • 日程・料金・交通 2026年9月23日に香美市・四国カルスト天狗高原・仁淀川町観光協会の公式ページと、ウォーカープラスの各スポットページ(2025年以前の情報を含む)で確認しました。以降に変更されることがあります。
  • 口コミ じゃらんnetの口コミを参照し、よくある声としてまとめたものです(2026年9月更新)。個別の投稿文は引用していません。感じ方には個人差があります。
  • 写真 Wikimedia Commons よりCC BY 3.0(表示)の写真を縮小して利用しています。
  • アイキャッチ写真 r18 INO (PACHIMO)「べふ峡 – panoramio (1).jpg」(CC BY 3.0、Wikimedia Commons)。撮影者や施設がこの記事を推奨しているわけではありません。