山寺(立石寺)の岩山と紅葉。岩の上のお堂の周りが赤や黄色に色づく

山形の紅葉なら山寺|1か所選ぶ理由と、石段の登り方

山形の紅葉でまず名前が挙がるのは、山形市の山寺(宝珠山立石寺)です。岩山に張りつくように建つお堂を、サクラやカエデの紅葉が包みます。1,000段を超える石段を登った先の展望所からは、色づいた山と門前の集落を見下ろせます。山形で1か所選ぶなら、口コミの多さと行きやすさでここが最初の候補になります。

山形の紅葉といったら、まず山寺

山形の代表|例年10月下旬〜11月上旬

山形市山寺

山寺(宝珠山立石寺)

平安時代に開かれた天台宗の寺で、松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだ場所として知られます。登山口から奥之院まで石段が続き、途中の仁王門や、崖の上に建つ五大堂の周りで紅葉が見られます。JR仙山線の山寺駅から歩いて5分ほどで登山口に着きます。

例年の見頃 10月下旬から11月上旬(ウォーカープラスは「11月上旬」)
昨年の見頃 2025年は11月4日〜13日ごろ(ウォーカープラスの記録)
石段 登山口から奥之院まで1,000段を超える。上りは30分〜1時間が目安
料金 入山料が必要(口コミでは500円。最新は山寺観光案内所で確認)
ライトアップ ウォーカープラスの記載では「あり」。実施日は公式で確認
駐車場 周辺に有料駐車場あり
問い合わせ 山寺観光案内所 023-695-2816

山寺をすすめる理由

じゃらんnetの口コミは1,947件。県内の紅葉候補で最多

山形の紅葉は、月山や蔵王のような山の紅葉と、寺や温泉街の紅葉に分かれます。どこを代表にするかを、旅行サイトの数字で比べました。じゃらんnetの「山寺」の口コミは1,947件・4.3点(2026年9月23日時点)。ウォーカープラス(KADOKAWA)の「山形県の紅葉名所人気ランキング」(アクセス数順)の上位の中で、口コミ件数は2位の蔵王温泉(1,099件)を大きく上回ります。

ウォーカープラス順位 スポット 市町村 じゃらんnet口コミ
1 月山 西川町 260件・4.2点
2 蔵王温泉 山形市 1,099件・4.4点
3 山寺 山形市 1,947件・4.3点
4 天元台・西吾妻スカイバレー 米沢市 26件・3.8点(ロープウェイ)
5 鳥海ブルーライン 遊佐町 —

アクセス数1位の月山は、9月中旬から色づく山の紅葉で、リフトで上がって歩く場所です。紅葉を調べる人の関心が高い一方、行ける日と体力を選びます。行った人の数まで含めると、山寺が山形の紅葉の入口になります。

駅から歩いて行ける名所

山寺は、山形駅から仙山線で約20分の山寺駅から、歩いて登山口まで行けます。仙台からも仙山線1本で来られるので、宮城の紅葉と組み合わせることもできます。紅葉の名所の多くが車でないと行きにくい山形で、電車だけで完結する数少ない場所です。

行った人の声は「石段はきついが、上からの眺めで報われる」

じゃらんnetの山寺と宝珠山立石寺の口コミを参照し、よくある声としてまとめました(2026年9月更新)。いちばん多いのは、千段を超える石段がきつい、翌日ふくらはぎが痛かった、という声です。そのうえで、登りきった展望所からの紅葉と眺めは最高だった、達成感がある、という評価がほとんどの口コミで続きます。10月下旬に行ったら紅葉にはまだ早かったという声や、日曜日はとても混んでいた、外国からの観光客が多い、という声もありました。

編集部として、山形で1か所選ぶなら山寺です

数字と口コミを並べたうえで判断を書きます。山形で紅葉を1か所だけ見に行くなら、山寺です。口コミ件数が県内の紅葉候補の中で最も多いこと、岩山とお堂と紅葉が重なる景色はほかにないこと、駅から歩いて行けて日帰りでも組みやすいこと。この3つが理由です。

弱点も書いておきます。石段を登らないと紅葉の本番の景色は見られません。足腰に不安がある人には負担が大きい場所です。登らずに紅葉を見たいなら、ロープウェイで上がれる蔵王温泉や、車で走る月山花笠ラインのほうが合います。

見頃は11月上旬が中心

大カードの「10月下旬から11月上旬」は例年の幅で、2025年は11月4日から13日ごろが見頃でした。口コミでも、10月22日ではまだ早く、11月中旬は見頃だった、という声がありました。出発前は山寺観光協会の発信で、その年の色づきを確かめてください。

山寺の五大堂付近から見下ろした紅葉の山と門前の集落
山寺の上から見下ろす紅葉。石段を登りきった先に展望所があります。写真:Raita Futo from Tokyo, Japan/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

山形全体では、9月の月山から11月の温泉街へ

色づく順に3つのまとまりがある

山形の紅葉は、月山や天元台の山の上から始まり、鳥海山や蔵王の中腹、最後に山寺や銀山温泉へと下りてきます。

時期 主な場所 特徴
9月中旬〜10月中旬 月山、天元台 山の紅葉。リフトやロープウェイで上がる
10月上旬〜中旬 鳥海ブルーライン、蔵王温泉 山岳道路とロープウェイ
10月下旬〜11月上旬 山寺、銀山温泉、月山花笠ライン 寺と温泉街、道路沿いのブナ林

山寺と銀山温泉は同じ時期に見頃

尾花沢市の銀山温泉は、大正時代の木造旅館が並ぶ温泉街で、例年10月下旬から11月上旬が見頃です(ウォーカープラス)。山寺と見頃が重なるので、山寺を見てから銀山温泉に泊まる組み方ができます。

県内のほかのおすすめ

ロープウェイで上がる|例年10月中旬

山形市蔵王温泉

蔵王温泉

樹氷で知られる蔵王の温泉街です。蔵王ロープウェイで鳥兜山頂駅や地蔵山頂駅へ上がると、カエデやナラ、ブナが色づいた山肌を見下ろせます。じゃらんnetの口コミは1,099件・4.4点。石段を登らずに紅葉を見たい人に向きます。

昨年の見頃 2025年は10月23日〜11月7日ごろ(ウォーカープラスの記録)
行き方 JR山形駅からバスで約40分。車は山形蔵王ICから約20分
問い合わせ 蔵王温泉観光協会 023-694-9328
いちばん早い|例年9月中旬〜10月中旬

西村山郡西川町

月山

出羽三山の一つで、ミネザクラやナナカマド、ミネカエデが9月から色づきます。月山ペアリフトで上がると、山の紅葉の中を歩けます。ウォーカープラスの人気ランキングで県内1位です。

昨年の見頃 2025年は10月1日〜20日ごろ(ウォーカープラスの記録)
リフト 月山ペアリフトは2026年10月18日まで(ウォーカープラス)
行き方 山形道月山ICから約30分。駐車場は美化協力金1台1,000円
問い合わせ 月山朝日観光協会 0237-74-4119

公式確認はこれから

名前だけ挙げておきたい2か所

次の場所も人気ランキングの上位に入っています。この記事では公式ページで細かい日程まで確認できていないため、行き先の候補として名前だけ挙げておきます。

  • 天元台・西吾妻スカイバレー(米沢市) 白布湯元駅からロープウェイで6分。例年9月下旬〜10月中旬
  • 鳥海ブルーライン(遊佐町) 鳥海山の中腹を走る道路。例年10月上旬〜中旬、日本海を見下ろせる

出かける前に決めておくこと

石段は歩きやすい靴と時間の余裕を

山寺の石段は、登山口から奥之院まで1,000段を超えます。口コミでは、スニーカーをすすめる声や、日陰は滑りやすいという声がありました。上りと参拝、下りを合わせて2時間ほどは見ておくと、途中の展望所でゆっくりできます。

見頃の週末は朝のうちに

口コミでは、日曜日はとても混んでいた、駐車場の呼び込みで遠くに止めることになった、という声がありました。見頃の週末は午前の早い時間に着くか、電車で行くと駐車場の心配がなくなります。

電車と車、どちらで行くか

  • 電車:JR仙山線 山寺駅から徒歩5分(ウォーカープラス)。山形駅からも仙台駅からも仙山線で乗り換えなし
  • 車:山形道山形北ICから約15分。周辺の有料駐車場を利用

紅葉のあとに、山形で何を食べるか

10月の旬から決める

紅葉の時期は、食材が秋から冬へ切り替わる時期でもあります。10月に出回る野菜・果物・魚介は10月の旬の食材一覧にまとめています。紅葉を見て冷えた体には、旬の食材を使った温かい汁物や鍋がいちばん合います。

山形の郷土料理と名物

山形の秋といえば、河原で里芋と牛肉を煮る芋煮です。山寺の門前には、名物の力こんにゃくやそばの店が並びます。

家庭の味は山形の郷土料理に、外で食べる名物とランチは山形でしか食べられないグルメに、持ち帰る土産は山形の名物土産にまとめています。県全体の見どころは山形のエリアガイドから探せます。

よくある質問

山形の紅葉で最初に行くならどこですか?

山形市の山寺(宝珠山立石寺)です。じゃらんnetの口コミが1,947件・4.3点と県内の紅葉候補の中で最も多く、例年10月下旬から11月上旬に岩山のお堂の周りが色づきます。

山寺の石段はどのくらいきついですか?

登山口から奥之院まで1,000段を超え、口コミではきついという声が多くあります。休みながら上れば、多くの人が登りきっています。登らずに紅葉を見たいなら、ロープウェイで上がれる蔵王温泉が合います。

10月前半に山形で紅葉を見るならどこですか?

月山や天元台です。例年9月中旬から10月中旬が見頃で、リフトやロープウェイで上がれます。月山ペアリフトの運行は2026年は10月18日までです。

今年の見頃はどこで確認できますか?

山寺観光協会や、蔵王温泉観光協会、月山朝日観光協会の発信で確認できます。この記事の見頃は例年の幅で、その年の気温で前後します。

シリーズ

近くの県の紅葉

全国47都道府県の「まずここ」は、紅葉の全国目次に見頃の早い順でまとめています。山形とあわせて回りやすい近くの県はこちらです。

参考にした公式情報と資料

日程・料金・アクセスは、次の一次情報で確認しています。出かける前は、各ページの最新の案内をご覧ください。

人気と露出の根拠にした旅行メディア

「人気がある」「よく取り上げられている」の根拠です。

参考にした口コミ・旅行サイト

「行った人の声」は、次のサイトの口コミを参照し、よくある声としてまとめたものです(2026年9月更新)。個別の投稿は引用していません。

この記事の数字と日程について

  • 人気の順位 ウォーカープラス「山形県の紅葉名所人気ランキング」(ページのアクセス数順)の2026年9月23日時点の順位です。順位は日々変わります。口コミ件数はじゃらんnetの2026年9月23日時点の表示です。
  • 例年の見頃 幅で示しています。色づきはその年の気温で1〜2週間前後します。出発日を決めるときは各公式ページで、その年の発表を確認してください。
  • 日程・料金・交通 2026年9月23日に山寺観光協会・蔵王温泉観光協会・月山朝日観光協会の公式ページと、ウォーカープラスの各スポットページ(2025年以前の情報を含む)で確認しました。以降に変更されることがあります。
  • 口コミ じゃらんnetの口コミを参照し、よくある声としてまとめたものです(2026年9月更新)。個別の投稿文は引用していません。感じ方には個人差があります。
  • 本文の写真 Wikimedia Commons よりCC BY 2.0(表示)の写真を縮小して利用しています。
  • アイキャッチ写真 Raita Futo from Tokyo, Japan「Yamadera autumn (51967749247).jpg」(CC BY 2.0、Wikimedia Commons)。撮影者や施設がこの記事を推奨しているわけではありません。