旬のいちご特集|全国いちご図鑑

AI活用基本講座

見出しで読む流れを作る

第17回 3章 文章を作る 初級 15分

この回でできるようになること

  • 材料から見出しを作れる
  • 各見出しの下に書くことを決められる
  • 書けない見出しを削れる

使うもの

ChatGPT、WordPress

見出しは、記事の骨組みです。この回では、ハルさんが手元の材料だけで埋まる見出しを作ります。

この回で作るもの

中身まで決まったH2見出し

見出しを並べるだけでなく、その下に何を書くかを1行ずつ添えた形で作ります。書き始めたときに「何を書くんだっけ」と止まらない状態にします。

今回の例

ハルさんの見出しが、書ける内容と合っていない

ハルさんは導入文を決めました。次は見出しです。ところが、思いついた見出しを並べてみると、その下に書くことが浮かびません。見出しは立派なのに、中身がないのです。

思いついた見出し
「和菓子店の魅力」「栗どら焼きのこだわり」「アクセスと営業時間」「まとめ」
手元の材料
栗どら焼き260円 / 皮がふんわり、あんは甘さ控えめ / 平日午後は空いていた / 窓際から通りが見えた / 包み方を丁寧に教えてもらった / 駅から歩いて7分
気づいたこと
「こだわり」は聞いていない。営業時間は確認していない。「魅力」は自分の感想でしかない
止まっている理由
見出しの数も、粒度も、どう決めればいいか分からない

見出しは、材料から作る

ハルさんの見出しは、記事の型から作られています。「魅力」「こだわり」「アクセス」「まとめ」は、店の紹介記事によくある並びです。だから立派に見えます。しかし、その下に入る材料がありません。

順番を逆にします。先に材料を並べて、そこから見出しを作ります。材料が2つ以上ある話題は見出しになり、1つしかない話題は本文の中の一文になります。

  • 見出しから作ると、書けない見出しができる
  • 「まとめ」は、書くことがないまま置かれることが多い
  • 見出しが多いと、それぞれの中身が薄くなる
  • 材料が1つしかない話題を見出しにすると、1行で終わる
この記事は5見出しも要りません

材料が6項目なら、見出しは3つか4つで足ります。見出しの数は、記事の長さではなく材料の量で決めます。

AIに任せる部分と自分で見る部分

AIに頼みやすい

  • 材料を話題ごとにまとめる
  • 見出しの候補を出す
  • 各見出しに入る材料を割り当てる
  • 材料が足りない見出しを指摘する

自分で見る

  • その見出しの下に書けるか
  • 見出しの言葉が自分の記事に合っているか
  • 読む順番として自然か
  • 削る見出しの判断

進め方

  1. 材料を全部書き出す
  2. 話題ごとにまとめてもらう
  3. 2項目以上ある話題を見出しにする
  4. 各見出しの下に書くことを1行ずつ添えてもらう
  5. 書けない見出しを削る

そのまま使える依頼文

1. 材料から見出しを作る

記事の見出し(H2)を作ります。
手元の材料は次の6つだけです。

・栗どら焼き 1個260円
・皮はふんわり、あんは甘さ控えめ
・平日の午後は空いていた
・窓際の席から通りが見えた
・包み方を丁寧に教えてもらった
・駅から歩いて7分

この材料だけで書ける見出しを作ってください。
材料が2つ以上ある話題だけを見出しにしてください。
各見出しに、どの材料を使うかも書いてください。

出力例

  1. 駅から歩いて7分、平日の午後の店内
    使う材料: 駅から7分 / 平日午後は空いていた / 窓際から通りが見えた(3項目)
  2. 栗どら焼きは1個260円
    使う材料: 260円 / 皮はふんわり、あんは甘さ控えめ(2項目)
  3. 包み方を教えてもらう
    使う材料: 包み方を丁寧に教えてもらった(1項目)

3は材料が1つしかありません。見出しにすると1行で終わるため、2の中に含めるか、記事の最後に一文として置くほうが自然です。

結果として、見出しは2つで足ります。

2. 書ける内容を1行ずつ添える

2つの見出しそれぞれについて、
その下に書く内容を1行ずつ書いてください。

・私の材料の範囲を超えないでください
・「魅力を伝える」のような曖昧な書き方をしないでください
・実際に書く文の内容を書いてください

出力例

駅から歩いて7分、平日の午後の店内

  • 駅からの道のりと、かかった時間
  • 平日の午後に着いたときの、店内の混み具合
  • 窓際の席から見えた通りの様子

栗どら焼きは1個260円

  • 買った商品と価格
  • 皮の食感(ふんわり)
  • あんの甘さ(控えめ)と、そのために栗の味がどう感じられたか
  • 包み方を教えてもらったこと

2つ目の見出しに材料が4つ入りました。分量に偏りがありますが、記事の中心が商品なので不自然ではありません。

3. 書けない見出しを指摘してもらう

最初に自分で考えた見出しがあります。
私の材料で書けるかどうか、1つずつ見てください。

1. 和菓子店の魅力
2. 栗どら焼きのこだわり
3. アクセスと営業時間
4. まとめ

書けないものは、なぜ書けないかも書いてください。
書ける形に直せるものは、直した案も出してください。

出力例

  • 1. 和菓子店の魅力 — 書けません。「魅力」はあなたの評価であり、材料にありません。直すなら「平日の午後の店内」のように、見たことを見出しにしてください
  • 2. 栗どら焼きのこだわり — 書けません。作り手のこだわりは聞いていません。直すなら「栗どら焼きは1個260円」のように、確かめたことを見出しにしてください
  • 3. アクセスと営業時間 — 半分書けません。駅から7分は書けますが、営業時間は確認していません。直すなら「駅から歩いて7分」までにしてください
  • 4. まとめ — 書く内容がありません。材料はすべて他の見出しで使われます。まとめを置くなら、記事の最後に1、2文を見出しなしで添えるほうが自然です

4. 見出しの言葉をそろえる

2つの見出しの言い方をそろえたいです。

・体言止めか、文の形か、どちらかに統一してください
・ひねった言い方はしないでください
・15字前後にしてください
・2案ずつ出してください

出力例

体言止めでそろえる

  1. 駅から歩いて7分、平日午後の店内
  2. 1個260円の栗どら焼き

文の形でそろえる

  1. 駅から歩いて7分の店に、平日の午後に着きました
  2. 栗どら焼きは1個260円でした

本文が「〜ました」の調子であれば、文の形のほうがつながります。一覧や目次に表示される場合は、体言止めのほうが短く収まります。

5. 材料が足りない箇所を出してもらう

この見出し2つで記事を書くと、短くなりそうです。
材料を足すとしたら、私が確認できるものはどれですか。

・私が思い出せば書けるもの
・店に確認すれば書けるもの
・調べても書けないもの

の3つに分けてください。
無理に足す提案はしないでください。

出力例

思い出せば書けるもの

  • 店に入ったときの匂いや音
  • 他にどんな商品が並んでいたか
  • 包み紙や袋の見た目
  • 家で食べたときの状況(いつ、何と一緒に)

店に確認すれば書けるもの

  • 営業時間、定休日
  • 栗どら焼きが通年の商品か、季節限定か

調べても書けないもの

  • 作り手のこだわりや思い(直接うかがう必要があります)
  • 他の客がどう感じたか

思い出せば書けるものが4つあります。記事を厚くするなら、まずここから足すのが確実です。

出力をレビューする

  • 各見出しの下に、材料が2つ以上あるか
  • 確かめていないことを見出しにしていないか
  • 「魅力」「こだわり」のような評価の言葉が入っていないか
  • 見出しの言い方がそろっているか
  • 見出しの数が、材料の量に合っているか

返事が使いにくかったときの直し方

微妙な出力の例

「1. 老舗和菓子店の歴史と伝統 2. 職人が手作りする栗どら焼きの製法 3. 素材へのこだわりと産地 4. 店主が語る和菓子への想い 5. アクセス・営業時間・駐車場情報 6. まとめ:訪れるべき理由」

ハルさんの材料は6項目です。この6見出しのうち、書けるのは5の一部(駅から7分)だけです。歴史も製法も産地も想いも、一度も聞いていません。よくある店紹介記事の型が、材料と無関係に返ってきています。

この見出しは、私の材料と関係がありません。

・歴史、製法、産地、店主の想いは、一度も聞いていません
・営業時間と駐車場も確認していません
・「まとめ:訪れるべき理由」は、店をすすめる形なので使いません

私が渡した6項目の材料だけで見出しを作ってください。
材料が2つ以上ある話題だけを見出しにしてください。
足りない情報を補う提案は不要です。
直したあとの出力

「見出しは2つで足ります。1. 駅から歩いて7分、平日午後の店内(材料3項目) 2. 1個260円の栗どら焼き(材料3項目)。包み方の話は、2つ目の見出しの中に含めてください。」

見出しを頼むときは、材料を先に渡して「この範囲だけで」と伝えます。渡さずに頼むと、その分野でよくある見出しの型が返ってきます。

小さな練習

書きたい記事の材料を、箇条書きで書き出してください。5つでも10個でもかまいません。

その材料で依頼文1を送り、見出しを作ってもらいます。次に依頼文2で、各見出しの下に書くことを1行ずつ添えてもらってください。「これなら書ける」と思えたら、この回は完了です。

次へ進む目安

見出しを見て、その下に書く材料が浮かぶなら十分です。ここでやった「材料から見出しを作る」やり方は、第31回で記事の構成を作るときにそのまま使います。

次は「読みにくい文章を直す」へ進みます。骨組みができたので、書いた文章を整える作業です。

同じブラウザ内に進捗を保存します。

更新メモ

2026-08-08 新方針でリライト