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AI活用基本講座

週1回のAI活用ルーティンを作る

第38回 6章 続ける仕組みを作る 初級 16分

この回でできるようになること

  • 使える時間から逆算して分量を決められる
  • 4週でひと回りする配分を作れる
  • 飛ばした週の戻り方を先に決められる

使うもの

ChatGPT、WordPress、メモアプリ

続けようと思っているのに、気づくと2週間空いている。この回では、ユイさんが実際に使える時間から逆算して、30分の週次ルーティンを作ります。

この回で作るもの

30分でひと回りする週次ルーティン表

曜日、時間、やることを書き込んだ表を1枚作ります。理想の分量ではなく、実際に確保できる時間に収まる分量にします。守れなかった週の戻り方も一緒に決めます。

今回の例

ユイさんが、気が向いた週だけ書いている

ユイさんは道具を揃えました。手順書もプロンプト集もあります。それでも更新は不定期のままです。書ける週は2本書き、書けない週は3週間空きます。

実際に使える時間
日曜の夜に30分程度。平日は帰宅が遅く、まとまった時間が取れない
過去に決めたこと
「毎日30分書く」と決めたが、4日で止まった。「週2本公開」も1か月でやめた
手元にある道具
公開手順書13項目、プロンプト集6個、確認項目表、言い換え対応表
止まっている理由
計画を立てるたびに盛ってしまい、守れなくなってやめる

続かないのは、意志ではなく分量の問題

ユイさんは「毎日30分」も「週2本公開」も守れませんでした。どちらも、使える時間から逆算していません。実際に確保できるのは日曜の夜の30分です。そこに毎日の計画を置いても、初週から破綻します。

30分でできることは限られています。記事1本は書けません。書けないことを認めたうえで、30分で何を進めるかを決めます。1週で1本にしなくても、4週で1本なら届きます。

  • 使える時間を数えずに、やりたいことから計画を立てている
  • 1回のまとまりが大きすぎて、始めるのに気合が要る
  • 1週飛ばすと、そこで終わりになる
  • 進んでいるかどうかが、自分でも分からない
気合の話はしません

この回では、やる気を出す方法は扱いません。決めるのは、いつ、何分で、どこまで進めるかだけです。守れなかった週にどう戻るかも、あらかじめ決めておきます。

AIに任せる部分と自分で見る部分

AIに頼みやすい

  • 30分に収まる作業量に分ける
  • 4週で1本が公開できる配分を作る
  • 週ごとのやることを表にする
  • 飛ばした週の戻り方を用意する

自分で見る

  • 本当に確保できる時間かどうか
  • その時間に自分が動けるかの実感
  • 削る判断
  • 2週試したあとの調整

進め方

  1. 実際に使える時間を、曜日と分数で書き出す
  2. その時間に収まる作業量に分けてもらう
  3. 4週でひと回りする配分にしてもらう
  4. 飛ばした週の戻り方を決める
  5. 2週やってみて、多すぎたら削る

そのまま使える依頼文

1. 30分に入る作業量を知る

ブログ記事1本を公開するまでの作業は、次の13項目です。

構成を作る / 本文を書く / 断定を直す / 事実を確認する / 5観点で点検する /
アイキャッチを選ぶ / タイトルとメタ説明を作る / アイキャッチを設定する /
altを入れる / カテゴリーを設定する / リンクを確認する / 公開日時を確認する /
スマートフォンで確認する

私が使えるのは、日曜の夜の30分だけです。
この13項目を、30分ずつの回に分けると何回に分かれますか。
それぞれの回に入る項目も書いてください。
1回に詰め込みすぎないでください。

出力例

4回に分かれます。

  • 1回目(30分): 構成を作る。写真とメモを並べて中心を決め、見出しに素材を割り当てるところまで
  • 2回目(30分): 本文を書く。1回で書き切らなくてよいので、書けたところまで
  • 3回目(30分): 断定を直す / 事実を確認する / 5観点で点検する。確認の作業をまとめて
  • 4回目(30分): アイキャッチを選ぶ / タイトルとメタ説明を作る / 公開設定6項目

2回目の本文執筆は、素材の量によって30分を超えることがあります。その場合は2回に分けて、全体で5回になります。

2. 週次ルーティン表にする

4回分を、4週の週次ルーティン表にしてください。

条件:
・日曜の夜21時から30分
・列は「週」「やること」「使う道具」「終わりの目安」
・「終わりの目安」は、そこまでできたら終わってよい状態を書く
・完璧を目指さない書き方にする

私の道具は、公開手順書13項目、プロンプト集6個、確認項目表、言い換え対応表です。

出力例

やること使う道具終わりの目安
第1週写真とメモを並べて、記事の構成を作るプロンプト集「構成づくり」見出しが5つ以内に並んだら終わり。本文は書かない
第2週構成に沿って本文を書く構成メモ最後まで書けなくてよい。途中でも保存して終わり
第3週断定を直し、事実を確認し、5観点で点検する言い換え対応表、確認項目表、プロンプト集「断定さがし」「5観点点検」確認できなかった情報を本文から外せたら終わり
第4週アイキャッチとタイトルを決め、公開設定をして公開するプロンプト集「アイキャッチ案」「タイトルとメタ説明」、公開手順書手順書の13項目にチェックが入ったら公開

月1本のペースです。第2週で本文が終わらなかった場合は、第3週にずらして全体を1週後ろにします。

3. 飛ばした週の戻り方を決める

4週のルーティンを作りましたが、必ず飛ばす週が出ます。
飛ばしたときにやめてしまわないよう、戻り方を決めたいです。

次の3つの場合について、どうするか決めてください。

・1週飛ばした
・3週続けて飛ばした
・2か月空いた

やる気を出す方法ではなく、具体的にどこから再開するかを書いてください。

出力例

1週飛ばした場合
全体を1週後ろにずらすだけです。取り返そうとして2回分をまとめてやらないでください。まとめると次の週も崩れます。

3週続けて飛ばした場合
途中の記事はいったん置いて、第1週(構成づくり)から新しい記事で再開してください。途中の下書きに戻ろうとすると、内容を思い出す作業から始まるため、再開が重くなります。

2か月空いた場合
記事を書かず、30分でプロンプト集と手順書を読み返すだけにしてください。次の週から第1週を始めます。空白のあとにいきなり執筆から入ると、また止まりやすくなります。

4. 進んでいるかどうかを見えるようにする

続けているかどうかを、自分で確かめられるようにしたいです。

記録する項目を3つ以内で決めてください。
条件は次のとおりです。

・記録に1分以上かからないこと
・数を目標にしないこと(記事数を目標にすると苦しくなります)
・見返したときに、続いているかどうかが分かること

出力例

記録するのは次の3つだけにします。

  1. 日付 — 30分を確保できた日
  2. 第何週の作業をしたか — 1から4の数字ひとつ
  3. 次に開くもの — 「構成メモ」「本文の下書き」など、次回いきなり始められる目印

3行目があると、次回に「何をするんだっけ」と思い出す時間がなくなります。記録は1行で済み、30秒もかかりません。

記事数は記録しません。数えると、書けていない月に記録自体を見なくなるためです。

5. 2週やってみて調整する

2週やってみた結果を書きます。
ルーティンをどう直せばよいか提案してください。

第1週: 30分で構成まで終わった。少し余った
第2週: 本文が半分までしか書けなかった。40分かかって途中でやめた

やる気の話ではなく、分量の調整として答えてください。
週を増やす案と、1回の分量を変える案の両方を出してください。

出力例

週を増やす案
本文執筆を2週に分けて、全体を5週にします。月1本から、5週に1本のペースになります。第2週で「半分まで」と決めておくと、途中で終わることが失敗になりません。

1回の分量を変える案
第1週に余った時間で、本文の最初の見出し1つ分を書いておきます。第2週の負担が減り、4週のままで回ります。

どちらを選ぶかの目安
公開の間隔を空けたくないなら後者、毎回時間内に終わらせたいなら前者です。2週の結果を見るかぎり、本文執筆に30分は足りていないので、どちらかの調整は必要です。

出力をレビューする

  • 書かれている時間が、実際に確保できる時間か
  • 1回の分量が30分に収まっているか
  • 終わりの目安が、途中で終わってよい書き方になっているか
  • 飛ばした週の戻り方が決まっているか
  • 記録が1分以内で終わるか

返事が使いにくかったときの直し方

微妙な出力の例

「毎朝5時に起きて1時間、記事執筆の時間を確保しましょう。平日は1日1本のペースで下書きを進め、週末にまとめて仕上げます。習慣化には21日間の継続が鍵です。まずは3週間、意志を持って取り組んでみてください。」

ユイさんが使えるのは日曜の夜の30分です。毎朝1時間は、渡した条件と合っていません。「意志を持って」も、これまで2回失敗している方法です。分量を減らす提案ではなく、増やす提案が返ってきています。

私が使えるのは、日曜の夜の30分だけです。
それ以外の時間を前提にした案は使えません。

・新しい時間を作る提案はしないでください
・習慣化や意志の話は書かないでください
・30分に収まる分量にしてください
・1回で終わらなくてよい形にしてください

日曜30分という条件のまま、もう一度作ってください。
直したあとの出力

「日曜21時から30分。第1週は構成づくり、第2週は本文、第3週は確認、第4週は仕上げと公開です。月1本のペースになります。各週は、決めたところまでできたら途中でも終わりにしてください。」

計画を頼むと、時間を増やす提案が返ってくることがあります。使える時間を先に固定して「それ以外の時間を前提にしないでください」と伝えると、現実的な案になります。

小さな練習

1週間のうち、確実に30分取れる時間を1つだけ決めてください。曜日と時刻まで決めます。取れる日がなければ、15分でもかまいません。

決めたら依頼文1を送って、その時間に入る作業量を出してもらいます。4週分の表ができたら、カレンダーに1回目の予定を入れてください。そこまでできれば、この回は完了です。

次へ進む目安

次の日曜に何をするかが、迷わず言えるなら十分です。このルーティン表は、第40回の30日レビューで見直します。2週やって多すぎたら、そのときに削ります。

次は「自分なりのAI利用ルールを作る」へ進みます。続ける形ができたので、続けるうちに雑にならないための決まりを作ります。

同じブラウザ内に進捗を保存します。

更新メモ

2026-08-08 新方針でリライト